Dr. Randolph Stone’s Polarity Therapy : The Complete Collected Worksを読む(第5回)

Polarity Therapy : The Complete Collected Works

はじめに(2)

 生命の機能するプロセスを深く掘り下げ、意識と感情の「源」に到達し、それを肉体それ自体の機能と結びつけることも、整体技術の新しい技法であった。これは放射状のエネルギー原理を前面に出し、精神的、感情的なエネルギー潮流を生理的な機能と結びつける。これは熟練した治療の応用によってフィールドを極性化することや、あるいは、停滞している領域や潮流のブロックに方向付けられた時に、自然それ自体の力によって到達することができる。

 精神医学に物理的な基礎を与え、そしてエネルギーの流れの障害として局所化されたエネルギー潮流をバランスするというその応用もまた、新しい概念であった。人間の存在の性質を、治療と健康の中心に据えることは、単に無血で機械的な処置によって骨や筋肉や結合組織を矯正することからはかなりの脱却を示すものであった。

 人間と自然を、固体、液体、気体、暖かさの供給を通じて、エネルギー潮流の交換という一つのプロセスに融合させることは、宇宙と人間の関係、そしてその創造主である神と魂の関係という、古代人たちの教義をよみがえらせるようなものであった。

 もちろん、物質的な概念だけに慣らされた思考では、このような高度な洞察力や比較力は働かない。しかし、外部からの圧力や途方に暮れるような状況、加えて、研究と実体験の証明によって、私たちは自然にそれを成長させるのである。これらすべては、神のような叡智を学ぶ生徒たちや、古代の名医であったアスクレピオスの信奉者たちの前に示されている。

 私は、外的なストレスや対立があるこの時、新たなエネルギーや力が発見され、そのほとんどが破壊的な目的のために使われているこの今の緊張をバランスするための、この内なる代償的な理解が差し迫って必要だという確信を感じているために、このコースを書き通し、何度も書き直し続けて、それをこの現在の形にまで拡大させたのである。もしこれが、この癒しの技術を再び人類に奉仕する創造的な仕事とすることができる、数少ない思慮深い医師たちへのインスピレーションと慰めになるのならば、私は十分に報いられるだろう。

協会名日本ポラリティセラピーサポート協会|Japan Polarity Therapy Foundation
住所〒657-0011 兵庫県神戸市灘区鶴甲5丁目1−50 プラザ翠光205
電話番号080-3762-4042
営業時間9:00~18:00
代表者名早志享子(はやしきょうこ)
メールアドレスpolarityschoolofjapan@gmail.com