Dr. Randolph Stone’s Polarity Therapy : The Complete Collected Worksを読む(第1回)

Polarity Therapy : The Complete Collected Works

序文(1)

化学や細菌学、機能や外科の研究に重点を置いた専門化の時代にあって、私たちは、より微細なエネルギーフィールドで働く力線を持つ生命体としての人間の全体像を見失っている。これらの力線は、新しいエネルギーの絶え間ない交換を通じて、人間の真の存在を構成し、体内や身体を通して、老廃物や代謝した後の体組織と入れ替えを行っているのである。

 原子力の研究とそれに伴う新しい物質観は、このような現代の発見と合致する、ヒーリングアートの再方向付けを促している。このワイヤレスエナジーフィールドでは、古代と現代の科学が出会うことができる。文明が過去の文明の上に築かれているように、現在を、過去の経験や理解によって豊かにすることができるのである。

 このコースでは、奇跡やサイキックヒーリングは扱わない。このコースでは、身体で活動する実際のエネルギーを基調とし、より広い範囲とより細かい視野で、合理的な療法を叙述する。このコースでは、魂や核と言われる身体を動かしている真の住人と、この世界に形として存在しているすベて、またその両者と自然や宇宙全体との関係に注意を向ける。エネルギーフィールドにおける特有の引力の線、斥力、ストレスや歪みのパターンを、それらのエネルギーパターンとの関係性によって生じていく、肉体的な障害や歪みや病気が結晶化する前に理解していくことは、すべては健康や病気に対して新しい概念をもたらす。

 身体の中の微細なエネルギーは生命の息吹を構成し、それによって魂は身体の中で、また身体を通して機能する。通常、生命の息吹のリズミカルな流れは、絶え間ない吸収と排出の内なる中心として、身体のすべての機能を制御している。

 病気や疾患では、この生命の川とそのフィールドのエネルギー関係が分断されていて、再構築される必要がある。身体が健康ならば、生命の息吹とその運搬装置、液体としての血流、そして心臓という中心のポンプを通じたそのリズミカルな鼓動の間に、自然な調和状態がある。心臓の4つの部屋を流れる4つの極性エネルギーの流れが、まるで生命の息吹の、より微細で高次のエネルギーの中心または故郷であるパラダイスにある「ひとつの生命の川」から流れ出る4つの川のように、ここで実際に働いている。

 人体の生命の化学的な川である血流を活性化する3つの活きた原理がある。これらは宇宙のエネルギーであり、それによって人間は呼吸し、人間の形をした魂として生きているのである。これらのエネルギーは、この地球上のすべての植生と動物の生命にも作用している。

1. 太陽の火のエネルギーは、すべての生き物の熱と拡張する運動の原理である。

2. 第2は、宇宙の顕在における生命の息吹として風に隠されたエネルギーである。これは膨張、燃焼、浸透のための持続的なエネルギーであり、生命の火のための活性化剤である。風がなければ、火は燃焼が遅くなり、完全な酸化は不可能だ。生命の息吹が不足すると、血液のドロドロと呼ばれる未分解の残留物が体内組織に沈着することになる。

3. 血液の流れの流動的な性質は、物質の密度をさらに一段と薄くしている。これは生命の化学的な川であり、自然の貯蔵庫から液体と半固体の物質の粒子を運ぶ。この川は身体の構築と維持のための微細なエネルギーを、その内なる引力と継続的な必要性に応じて供給する。体液には体内で発生する化学反応としての生理反応が含まれ、その体液により全身に生命エネルギーを供給することと共に人間の感情の刺激を伝達している。

 酸化は、体内の燃焼の完成されたサイクルである。消化と同化は、固体、液体、気体、エネルギーからなる自然の宇宙的な供給源から、個々のニーズの基調へと、この代謝を可能にする。慎ましやかな雑草でさえ、自らを維持し成長させるために、自然から引き寄せるこの力を持っているのである。これは、生命現象と呼ばれる持続的なエネルギーの基調であり、どこでも目にすることができるが、その基調を治療に用いることはできない。

 簡単に説明すると、生命の微細なエネルギーの川は「プラーナ」と呼ばれ、体内の生命力そのものである。これは、頭、首、胸、腹、骨盤という身体の5つの楕円を、感覚と運動表現の特定の機能のための5つの物質のフィールドとして流れる活性剤である。原子や太陽系で働くワイヤレスエナジーは、人間の体内と同じであり、さもなければ、相互作用的で相互依存的([interdependent]inter-dependent(内側の独立))であるはずはない。神経系と循環系は、これらの微細なエネルギーカレントの段階的、物質的な運搬装置である。

 治療の目的は、身体の生命エネルギーフィールドにおけるワイヤレスカレントを全体性の中で一掃し、実際の痛みの原因であるエネルギーブロックを取り除くことである。エネルギーの波は、子宮内の生命において、エネルギーの潮流のパターンとして、放射線によって人体を構築し、ワイヤレスカレントとしてこのエネルギーの流れによって人体を維持し続ける。電流は電線のように神経の上を流れ、気体や液体の形でエネルギー分布の液体と化学伝導のために管や動脈を通り、それが健康や病気として、体内の固体の凝結物を支配している。

序文(2)に続く

協会名日本ポラリティセラピーサポート協会|Japan Polarity Therapy Foundation
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電話番号080-3762-4042
営業時間9:00~18:00
代表者名早志享子(はやしきょうこ)
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