ポラリティセラピーとは

目次

ストーン博士の生い立ち

ポラリティセラピーの生みの親であるストーン博士(ランドルフ・ボーシュ)は、1890年オーストリアに生まれ、1898年ごろ幼くしてアメリカに移住しました。親戚がウィスコンシン州とミネソタ州にいたため、ボーシュ一家は中西部北部に落ち着くことになりました。ストーン博士は聖書を読んで英語を学び、10代でアメリカ中を巡る旅をしました。

ストーン博士はキリスト教ルーテル派の牧師になるために勉強したのち、医療従事者として求道する決心をします。1920年代に入って間もなく、オステオパシー、カイロプラクティック、自然療法の分野で最初の医師資格を取得しました。それからも学業に励み、マッサージや助産師など幅広い分野でも資格を取得します。同時期にさまざまな種類の神秘主義など精神世界の研究にも傾倒していきます。貪欲な読書家で書籍コレクターだったストーン博士は、神智学協会の図書館司書まで長年にわたり務めていたそうです。

1920年が終わる頃に結婚したストーン博士は、氏名を『ランドルフ・ストーン』と改めます。ところが、秘教的な道を探究しすぎるあまり妻との溝が深まり、子供がないまま離婚するに至りました。大の旅好きだった彼は、離婚後、「効くものは効く!」というモットーを掲げながら、他の文化から医学的洞察を得るためにあちこちを放浪します。

その後、「望みのない症例」にワークする前向きさが評判を呼び、ストーン博士はシカゴで50年以上開業し、患者と向き合いました。もともとの知識に加え、世界中から取り入れたテクニックにより、彼のアプローチはますます型破りなものになり、「望みなし」とされていた患者たちにもたびたび効果をもたらしたそうです。

1940年代になると、インドを発祥の地とする世界中で瞑想を教えるアシュラムに属します。その後ほぼ40年瞑想修行者としての道を絶え間なく歩み続けます。道の中にいながら頻繁にインドを訪れ、内なる知識を研究・発展させていきました。
1940年代終盤には、博士の知識がひとつのセラピーへと統合されていきます。ストーン博士は1947年に発表された最初の著作『エナジー』の中で、「原子構造や磁気関係に見られるような引力と反発作用の極化した場が、健康も含め全ての身体現象を決定づけるものの根底にある」、という概念を提言しています。一連の7著作とそれに続く冊子は全て実用的なエナジーがテーマで、たくさんの適用方法が具体的に紹介されてます。

1950年代中盤になると、ストーン博士は自らの理念について、医学界の関心を得ようと務めました。無料で講演したり、雑誌に記事を投稿したり、同僚をつかまえては繰り返し対話を試みましたが、当時の医学界では麻酔と外科医学が急速に台頭していたために、努力は大失敗に終わってしまいます。

1960年代、すでに70代半ばだったストーン博士は初めて人々の関心を集めます。関心を寄せたのは同僚ではなく、健康を追求している若者たちでした。若者たちは、彼が科学と精神世界を組み合わせることをさほど不快とは思いませんでした。カリフォルニア州で何度も開催されたセミナーの中で、ストーン博士は精力的にホリスティックな健康について説き続け、ポラリティセラピーの種子はついに次世代に受継がれるに十分な土壌を得るにいたりました。そして、ストーン博士は1974年に84歳で引退をします。その後インドへ移り、瞑想のアシュラムで暮らし、公共の診療所で無償奉仕を行いました。博士は徐々に公から身を引き、1981年12月、老衰のため91歳でこの世から旅立ちました。

ここからは、ストーン博士が発見した「生命エネルギー」についてご紹介します。

生命エネルギー

原初の健康なエネルギーパターン

健康なエネルギーパターンとは、頭の真ん中から頭の真ん中を貫きながら背骨に添う形で存在する見えないエネルギーのエネルギーの中心軸(ウルトラソニックコア)にすべてのエネルギーがつながり、エネルギー場がきれいに広がっている状態といえます(図1)。

頭上から放出するエネルギーは天に向かって伸び、尾てい骨付近から出ているエネルギーは大地の真ん中に向けて伸びています。

エネルギーが放出されているのは頭と尾てい骨付近だけではありません。
手の指先や足の指先からもエネルギーが流れ・流れ込んでいます。そして、一つ一つの指には5つのエレメント(空・風・火・水・地)と関係した流れがあります。

ウルトラソニックコアは、天と大地のエネルギー循環の連続系の中にダイレクトに存在しているといえます。

図1

ポラリティ(極性)ゾーンの紹介とグナス

ゾーンの紹介
ストーン博士は、極性は身体にそなわっていることを発見しました。

+(プラス)極・ニュートラル極・-(マイナス)極は図2のように位置します。

図2

ポラリティセラピーでは、3つの極に反映しあっているものを自在に扱いながらセッションをしていきます。

たとえば身体を一つの磁石ととらえると、頭が+(北極)、お臍がニュートラル、足底が-(南極)とし、右を+(プラス)、左を-(マイナス)、とします。

同じように、身体の前面は+(プラス)、側面をニュートラル、背面を-(マイナス)と見ます。

3つの極のゾーンが身体のそこここに対応していることを発見したストーン博士は、「上にあるが如く下にある」という言葉を引用しながらボディワークを教えてくたそうです。

たとえば、後頭骨(+)、仙骨(ニュートラル)、踵骨(-)は、それぞれが三角形の形をしています。極性のエネルギーに加え、この3つの対応している骨を構造的にバランスしていくこともあります。

このような知識と理解をもとに、身体の極性のバランスを図りながらボディワークをおこなっていきます。

余談ですが、耳(+)、手のひら(ニュートラル)、足底(-)も全身の反射をそれぞれの極で表しています。こちらにも様々な方法でワークしていきます。

3つのグナス
「グナス」はヨガの言葉で「自然の在り方の状態を知らせるもの」です。
グナスには次の3つがあります。
・ラジャスとは、エネルギーが放射されるときの状態、活性、混沌、激しさをともない、+(プラス)に属します。
・タマスとは求心性の働きで、物事を固めていく、密度を高くしていくときの存在しています。停滞、圧迫、変化する事への抵抗としても現れ、-(マイナス)に属します。
・サトバスとは、新鮮なエネルギーに満ちあふれ、大自然とともに呼吸し、静寂さの中にあるような状態です。ニュートラルに属します。

ポラリティセラピーのセッションでは、心身の状態をグナスによって識別し、思考の身体・感情の身体・肉体とが同じグナスに傾くように、繊細にボディタッチを選んでいきます。すべてのテクニックはグナスによって変化するのがポラリティタッチの大きな特徴といえます。

心身にサトバスがもどることを促していくことこそが治癒の大きなリソースで、セッションの効果でもあります。

3つの主要なポラリティエネルギーカレント

スパイラルカレント(図3)
臍を中心に放射状に螺旋を描きながら広がっていくエネルギーの流れです。この流れは身体の(火)の活動に大きく影響し、+(ポジティブ)に属します。新陳代謝、消化力を高め、また体温をあげていくためにも大変必要なエネルギーカレントといえます。

この臍のポイントは、「出産時に臍の緒を切られた時に大きな個としての着火が行われる」と言われており、この着火のプロセスが脆弱だと、個としての火が大きく灯される事が制限されるともいわれています。

ポラリティセラピーのセッションでは、大切な生命の火が太陽のように燃え輝く事が出来るよう、誕生のプロセスからサポートしていきます。

図3

ロングラインカレント(図4)
ロングラインカレントは、頭上から足先にむけて縦に流れるエネルギーの流れのことをいいます。-(ネガティブ)に属し、体液(水)の流れに大きな関係があります。

現代人は頭で処理する事が多いため、頭付近にエネルギーが集まり、エネルギーが足まで流れ降りない事が多々あります。
昔の人がいうところの「頭寒足熱」状態からかけ離れた状態ですね。

ポラリティセラピーの簡単なテクニックである「足首のクレードル」をするだけで、エネルギーが頭から足へと方向づけられ、流れていきます。

図4

イーストウエストカレント(図5)
イーストウエストカレントは、脊柱に沿う形で存在しているエネルギーの中心軸です。「ウルトラソニックコアそのものの流れ」ともいえますが、中心軸の周囲に巻きつきながら上がっていくようなエネルギーの流れでもあります。
イーストウエストカレントは直訳すると「東西の流れ」ですが、どうしてそのように呼ばれているか想像できますか?
答えは簡単。人の身体の頭を北、足を南、右を東、左を西と捉え、その東と西を行き来しつつ脊柱を巻き上がっているエネルギーの流れだからなんです。
イーストウエストカレントはとてもサトバスな様相で、対極にあるもの・陰陽・男性性と女性性・右と左の差異を統合しながら上昇していきます。
すべてのクレニアルシステム内における脳脊髄液の活性はパワフルですが、常に中庸のウルトラソニックコアを通るようにデザインされているのはなんとも不思議な話です。エネルギーの浄化水槽であるウルトラソニックコア、体液の浄化水槽であるクレニアルシステムを通過することによってエネルギーそのものを精妙化し、サトバスを強化するといわれています。

図5

健康的なエネルギーパターン

健康的なエネルギーパターン(図6)とは、すべてのエネルギーの流れが身体の中心を貫き、その流れが大地と天にしっかりと繋がっている状態です。
また、生命エネルギー磁場も放射状に、バランスよく広がっている状態を指します。

図6

偏ったエネルギーパターン

偏ったエネルギーパターン(図7)とは、エネルギーの流れそのものが分断されていたり、ひしゃげている状態のことです。
事故にあって怪我をしたり、いつも身体に負荷がかかったりなど、分断されている場所はエネルギーの層がなくなり、より怪我をしやすい状態となっているといえます。また、身体の中で圧迫を加えている部分は内巻きに巻くエネルギーのパターンができていて、エネルギーが内側から外側に放射される代わりにエネルギーが内側に巻き込み続け、筋肉や結合組織がきつく絡まっていく事があります。
筋肉の硬直や身体の捻れ、骨のズレと大きな関係がある部分だといえるでしょう。

図7

陰と陽の紹介

ポラリティセラピーのセッションにおいて、プラクティショナー(施術者)は、注意深く、刻一刻と変化するクライアントの身体のエネルギーの流れを観察しながら手技を対応させていきます。
ポラリティセラピーにおいてのアンバランスとは、「特定のエネルギーが多すぎたり少なすぎる状態で固定してしまった状態」といえます。人には心身に陰と陽があり(図8)、またエレメント(空・風・火・水・地)があります。陰と陽が行き交い、5つのエレメントがバランスよく巡ることが健康で元気な状態といえるのです。

陰とは
内側にはいってくるエネルギーの顕われ・月の光・海の満ち引き・引く力・マイナス・ネガティブ・水の流れ・上から下方向への流れ(ロングラインカレント)・重力・女性性・受け入れる事・受け取る事・影・涼しい・母性

陽とは
外側に放射するエネルギーの顕われ・太陽の光・出す力・押す力・プラス・ポジティブ・火・スパイラルカレント・押し出す力・照らす力・向かっていく力・切りひらく力・社会に対して表現する力・男性性・父性

図8

エレメントとチャクラ

チャクラ〜部位の紹介〜

人体において、チャクラはこのように働きあっています(図9)。

図9

ポラリティセラピーでは「すべて存在するものの根底にエネルギーが流れている」と考えます。同様に、肉体・感情・思考もすべてエネルギーの流れであると捉え、その3つの関わり合いをよく観察していきます。

ポラリティセラピーのセッションでは、肉体と感情と思考の間のギャップやもつれを理解しながら、様々な手技でブロックを解いていきます。より大きなエネルギーの循環に流れを戻し、肉体的に・エネルギー的にも中心軸を天地(上下)に開き、より自然に伸びやかにすることにより、心身の健康を取り戻していくことを助けます。

実例
それでは、ポラリティ的解釈における心身のバランスを崩している状態を簡単な例を上げて説明してみましょう。

頻繁に発生しているケースとして、エレメント<火>のアンバランスがあります。
例えば①ご飯を食べてもおいしくなかったり、②空腹感を感じない状況が続いている<食欲減退>という状況がエレメント〈火〉のアンバランスです。
消化活動=エレメント〈火〉の活動です。
食欲減退しているときは大抵やる気も減り、集中力も散漫になっているものです。

では、火のエレメントやチャクラに関係深い活動や部位を紹介します。

エレメント〈火〉
太陽神経叢:消化器系(胃・肝臓・胆のう・脾臓・膵臓など)・額・太腿・目
機能や性質:消化力・描く力・視覚・やる気・情熱・集中力・自尊心・カリスマ性・怒り・自信・自尊心・意思の力など

なぜ食欲減退になりはじめたのか?
その原因になった出来事は何なのか?

よくある事例をもとに、簡単に説明します。

よくある事例【考えのお腹いっぱい(図10)】
心から賛成できない考え方なのに、何度も何度も続けて受け入れなければいけない状況にある時。もしかしたら、会社や家族や学校の中でよくある状態かもしれませんね。

図10

よくある事例【怒りの感情を飲み込み続け、怒りの感情でお腹いっぱい】
怒りをたくさん感じているけれども、それを発言したり表現する事ができず我慢し続けている状況にある時。往々にして、「怒ってる」ことにすら気づかないほど感情を滅していたりします。

よくある事例【やる気を飲み込み続け、情熱の気持ちのお腹いっぱい】
自分の内側で正しいと思っている意見を言えずに、黙って我慢している。または、「やってみたい!!」と思った事をことごとく抑制される状況にある時。成長過程において発生しやすく、長じて「飲み込み続ける」のがデフォルトになってたりするかもしれません。

さて、いくつか事例を紹介しましたが、なんとなく伝わったでしょうか?
このようなことが度重なると、いろんな感情や思考を自分の中から出す事ができなくなり、<火の活動>が抑制されしまいます。

そうすることでエレメント〈火〉のアンバランスが生じていきます。身体の部位にどのように表現されるかというと、例えば「腹が立たないように」、もしくは「感情が外に飛び出していかないように」、自分の横隔膜を固く締めていきます。
理性で「こんなところでは怒ってはいけない、もしくは怒っても仕方が無い」と考え、せっかくやる気があるのに、「どうせできないんだから、やる気なんかださないようにしよう……」と内側で決めてしまったりします。

やる気を押さえつけると、身体にも心にも不自然さが生じます。
前述したような状態で横隔膜をキツく締め付けていくと、おのずと猫背になります。ばかりか、内臓を圧迫して、常に呼吸が浅い状況になっていきます。

我慢や忍耐の日々が続いてしまうと、火の生理的活動である「消化」が弱まり、消化器系の働きが鈍くなっていきます。食欲がないとやる気もでませんし、楽しみも元気も減りますよね。
また、肝臓に負担がかかり続けると解毒力が弱まり、血中の脂肪分が多くなって、疲れやすくなります。
そうして自分のポテンシャルや持久力がどんどん減り、同時に明瞭さや自信がなくなったり、自分の意思の力が弱くなっていったりするのがエレメント〈火〉のアンバランスです。

ポラリティセッションにおけるボディワークでは、このような状態にある方に、エレメント〈火〉のエネルギーの流れを良くする手技を用います。そして、胃や肝臓に滞っているエネルギーの流れを活性し、横隔膜の緊張を解きます。同様に太腿の緊張、腹部の緊張も解いていきます。額に熱がこもっている場合も多いので、頭の緊張と背骨全体の縮みを合わせ見ながら解いていきます。

エレメント〈火〉の対応部位は図11をご覧ください。

図11

身体の火の対応部位〜ファイヤーパスウェイ〜

エレメント〈火〉のセッションの後は、たいてい目が見えやすくなります(目は火に属します)。
身体の毒素を溜めこんでいた場合、排泄の作用として、いったん毒素が肝臓から血中に押し出されるので、セッション後「怠さ」として感じられる事もあります(このあたりは個人差があるので、必ずしも当てはまるとは限りません)。

ポラリティセラピーのセッションの後は、お水をよく飲んでいただき、できる限りゆっくりと静かに過ごし、内臓を休めたり、たっぷり睡眠を取る時間を確保することが理想的です。

また、セッションの中で深いリラクゼーションを味わっていただく際に交感神経が休みはじめ、副交感神経が優勢となり、いままで感じないようにしていた身体の痛みや怠さとして感じる事があります。
いわゆる好転反応と呼ばれるものですが、これらは大抵2〜3日もすれば落ち着く事が多く、その後は身体の健やかさをより感じていただけるようになる方がほとんどです。

プラクティショナー(施術者)は、クライアントの状態を注意深く観察しながら、自宅でできるデトックスや、日常のエクササイズなどをクライアントにお伝えしていきます。

一日二日の話ではなく、長続きする健康を取り戻していただくためには、プラクティショナー(施術者)とクライアントが息の合うチームとなり、セッションを積極的に楽しみながら、一回一回を大切なステップとして重ねていく事がとても大切になります。

どのような環境であっても、明るくひらけた気持ちや、新しいインスピレーションを持つことはとても大切です。クライアントを多面的にサポートしていけるように、プラクティショナー(施術者)は多種多様な分野を学んでいきます。

未病と予防
大病になる前に、何ができるでしょうか。
もし身体にでているサインを良く観察し、未病の内に予防できるとしたら、大病は大病でなくなるかもしれません。

ポラリティセラピーは、現在現れている状態にのみ着目するよりも、クライアントとともに、身体と心の相関関係を見つめていきます。精神的・肉体的・生活習慣的に健康を作り出していくための、現実的な方法を探ります。

ポラリティセッションでは、心身の相関性を優しく読み解きながら、同時に身体のこわばり、緊張を解いていきます。そうすることで、クライアントは緊張だけでなく、慢性的な痛みや凝りからも解放されていくのです。とは言え、セッションは双方向から行うものです。時にはクライアント自身に、新しい人生の出会い方というものが必要になることがあります。考え方のパターンに添った姿勢が人を作るように、「新しい姿勢」にマッチする「新しい考え方」も同時に理解できるようになると、ヒーリングプロセスの一つの輪が完了するのです。

では次に、ポラリティセラピーにおけるヒーリングのプロセス(過程)について触れていきます。

ポラリティヒーリングプロセスの輪

ポラリティセラピーにおけるヒーリングのプロセスは、図12のように表現されます。

図12

この図を眺めていると、ヒーリングプロセスとエレメントが関係し合っているのがわかりますね。

素朴な感情を無視し、無理矢理ポジティブな考えを課すと、かえって思考と感情に溝ができてしまいます。そして、その思考も感情も身体に納まっているので、溝が深ければ深いほど、身体にひずみとなって表現されるのです。

そのようなひずみはやがて脊柱付近に集約され、頸椎が圧迫される事も多く、それらは神経痛を呼びさましたり、自律神経の乱れにつながったりします。

感情と思考と肉体の関係性を読み解き、肉体にしっかり働きかけていけるのがポラリティセラピーだといえます。

ポラリティセラピーでは、エネルギーの流れの中心軸である脊柱部分と天地をつなげなおし、大きなエネルギー循環を取り戻していきます。同時に、脳脊髄液の流れを活性する手技を用います。

脳脊髄液は、神経をつつむ大切な液体です。脊柱、脳内を流れ、すべての神経を保護する脳脊髄液の流れを活性し、脳硬膜と全身の緊張の相関関係を観察しながら解いていくところもポラリティセラピーの大きな特徴といえるでしょう。これらのことはクレニオセイクラルワークの中で、深く学んでいきます。

ポラリティセラピーとクレニオセイクラルワークには切っても切れない関係があるのですが、長くなるのでここでは割愛します。
ただ、ポラリティ施術者は必ずクレニオセイクラルワークを理解する必要があるとだけお伝えしておきますね。

ポラリティセラピーはすべてのエネルギーを中心軸につなげなおすことで自分の本質を取り戻し、自然治癒力を活性させるセラピーです。中心軸の先端である、頭と足を、天と地につなげなおすことで、大きなエネルギーの循環に入れるのです。

すべての治癒、ヒーリングの源は内側にあります。

本来の自分自身のエッセンスにつながればつながるほど、内なる力は外側に溢れ出て治癒がもたらされ、幸福感に満ちていくことでしょう。

ストーン博士の言葉に、『人は常により良く成長する事を求め、愛そのものとして働きをすることで健康としあわせを持つ』というものがあります。

そう考えると、幸福感を味わうことなしに真の健康を味わう事は、とても難しいのかもしれませんね。
自分が自分自身のエネルギーで満たされ、愛を感じるならば、きっと幸福感を味わえるのでしょう。

「現代社会はストレスフルだ」とよく聞きます。
しかし、人を成長させるのもまた、ストレスなのです。

ポラリティセラピーでは、圧迫やチャレンジを「人生をより良く生きるための資源にかえていきたい」と考えます。エネルギーのブロックを解放すると、それまで固まって動かすことができなかった自分の一部分を使えるようになります。すると、どこかに置いてきた自分自身が取りもどされたかのように、今までよりもさらに元気な状態になっていきます。

実際のところ、「若い頃に肩凝りや猫背で悩んでいた時より、中年になってセッションをうけた後の方がとても元気があり、健康だ」というお声をたくさん耳にします。

どうか、ひとりでも多くの方に、ストーン博士の残してくださった愛の功績であるポラリティセラピーを体験し、真の健康を取り戻していただけることを願っています。


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