【早志享子より ATPAコンファレンス出席報告】

投稿日:2019年7月4日  BLOG

早志享子より ATPAコンファレンス出席報告

 

紫陽花の爽やかに咲く梅雨の日、メンバーの皆様、いかがお過ごしですか?
メンバーの皆様の活動が、生き生きとしたものであることを感じるそんな今日この頃です。

この度は日本ポラリティセラピーサポートファンデーション代表として、
ニューヨークで行われたAPTA/アメリカンポラリティセラピーアソシエーションのコンファレンスに参加してきました。

APTA プレジデント Lisa Nazmo さん とGary先生

 

 

皆様に喜ばしいご報告があります。
2019年5月、長年アメリカンポラリティセラピーアソシエーション(APTA)のボードメンバーの先生方が真摯に取り組まれたおかげで、ポラリティのBCPPという資格(RPPの上位資格)がアメリカ内にて、
日本で言うところの国家資格として認可されました。

 

これは、鍼灸やマッサージセラピーと並ぶ資格で、
アメリカにおいてポラリティセラピーが知る人ぞ知るセラピーから、
世間一般の人々に広く認知され、また地に足がついた療法と認識されるセラピーになったということです。

BCPPという資格は、国家資格に匹敵する試験に合格し、継続教育の単位を提示し続けることによって保持され、
多くの保険に適用されるということになります。
とても喜ばしい進展をここに皆様にお伝えできてとても嬉しく思います。

 

セラピストとしてのプロフェッショナリズム、専門的な倫理観などのスタンダードの保持のために、
講師やプログラム保持者、施術者の間にニュートラルな話し合いがあり、
リニューアルしていくことがとても大切な要素と思いますが、
APTAにその機能があることは本当にありがたいことです。

 

 

私たちの母体であるアメリカの先駆者の先生方が、国家資格として認められるまで、
忍耐を持ってポラリティセラピーの普及、認知度の向上に、ボランティアとして時間とエネルギーを費やし、
とうとうそれが成功したことを、日本の協会メンバーの皆様もぜひ知っていただけたらと思います。
そしてこの流れが、少しでも皆さんの活動の心の資源になりますように、願っています。

 

この度コンファレンスに参加して、大きく感じたことは、
APTA自体も大きな生まれ変わりの時期に入ったようでした。
停滞していたエネルギーが一掃され、新しくより柔らかく、ニュートラルにアラインされたエネルギーが増えたように、
また各参加者がその新しい息吹に喜びを持ちながら、ドクターストーンや先生方への感謝と敬意を常に配っておられました。

ちょうど移行期なので参加者は非常に少なかったです。
2014年はメンバーが一旦100人を切ったそうですが、
今年には560人ほどになったそうです。
そして、これからまた大きく増えていくと予想されています。

 

私個人にとっても、ニューヨークでのコンファレンス参加は大きな意味を持っていました。
深くポラリティセラピーを掘り下げて学び始めたきっかけがニューヨークでしたので、
始まりの地を再び訪れ、その地でコンファレンスが行われたことに大きな意味があったように思います。

コンファレンスでは素晴らしい先生方のワークショップやコミュニティを育むためのギャザリング、スーパービジョン、
また楽しいタレントショーなどが開催され、
和気あいあいとした、自由な雰囲気が広がっていました。

長年にわたり、組織作りの難しいチャレンジを人道的在り方で解決してこられた忍耐強い先生方の温かい言葉の交わし方が特に印象的でした。
ゲイリー先生の存在がAPTAにとってどれほどユニバーサルに大切であったか、
またどこまでもニュートラルに、そして未来のメンバーのポラリティセラピストとしての成功のために現実的な問題を、
自我にとらわれずに解決していくために大切なあり方はどうであるのか、
ということを近くで見続けられる幸運が私にはあったのですが、
その結果がどのように実際に人の集まりである組織の健康な成長につながるかということを体感をさせていただいた、
そのような機会でした。

 

 

ポラリティセラピーはヒーリングアートであり、人の健康や幸せを望むものであります。
ですが、一旦それがビジネスに関わったら、様々な問題が生じてくることがこの世の常です。
ポラリティの世界でも人が集まりますから、一通りの問題は発生します。
こんなことが生じるなんてそもそもおかしい、と問題そのものを否定しても、問題を起こしている人々を責めても仕方がありません。
もしくは現実逃避の理想主義になってしまいます。
ですので、人はネガティブもポジティブも両方持つものと捉え、
良き成長の螺旋を描いて上昇することを描きつつ、
ただただそれを一つのプロセスとして綺麗にエナジーが消化するようにしていくことが大切なんだと思います。

 

〈アメリカの先生方〉

レイ・カステリーノ先生
今で何度もAPTAの役員をされ、Dr.ストーンから直接学ばれた貴重な方です。
ノーザンカリフォルニアでバースに関するトラウマや、
家族間の問題を解決するようなワークや、
ソマティック・ブループリントという方法を構築されています。
この度は念願のレイ先生のワークショップに参加することができました。

 

メリージョー・ホーバンさん
前APTAプレジデント
Dr.デーモンの教え子の方。
狼と一緒に暮らしておられ、ネイティブスピリットをお持ちの本当に心優しい方です。

 

我らがゲイリー先生とトレイシー!

 

フェミニン先導者♡Anna♡

 

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ここからは、早志享子の個人的な振り返りエッセイです。

 

協会発足当時を振り返って

17年という年月を経て、自分自身も少し大人になったのかもしれないと思いました。
振り返ると、自分自身のことを悩むことに時間を費やす時間がなかったことも幸運だったなぁと思いました。
それもひとえにポラリティを学びたいと願う方々が日本にいてくださったからなんだ、
というそんな思いがこみ上げて、何度か涙が出そうになりました。

私自身がこの度ニューヨークに代表としていったのもメンバーの皆さんの存在があったからなんです。

ここで少し自分自身のポラリティの旅について書いてみたいと思います。
これをもって、メンバーの皆様と私自身がどれほど共鳴しているかということを知っていただければと願っています。

 

16年前に初めてニューヨークに行って、ゲイリー先生からポラリティを学び始めた当時、
自分は英語をほとんど話せず、理解もしていなかったことが思い出されます。
英語の本を読むのに頭を抱え、何度も何度も辞書を引き、
同じ日に同じ言葉を何度も繰り返し引き続ける自分に嫌気がさしたことも何度もありました。

16年前の真冬のニューヨーク。ギリギリのお金で渡航をしていましたので、
食費を回すために全日分の乾麺を持っていき、毎日それを食べていました。
ドミトリーの宿に泊まり続けていたことも急に思い出しました。
氷点下になるところではニット帽と手袋が欠かせないんだ!絶対覚えておこう!
なんて思ったことをふと思い出しました。
YMCAで宿泊していたのですが、
シャワールームがある棟と寝ている棟が違い、
一度外に出ないといけなく、
そのために一瞬ドアを開け、隣のドアに移るその5秒間のためだけでもニット帽と手袋は絶対に必要だから覚えておくように!
と自分に言い聞かせたことも思い出しました。
笑ってしまいます!

 

クラス内容はナーバスシステムバランシング、自律神経のバランス。
当時47歳くらいでありましたゲイリー先生はとってもファイヤリーで、
生徒同士のセッション練習にもどんどん介入されておられました。

私はそのクラスを受けた時、初めて言葉を言葉として理解しないのに、
インフォメーションが空中に流れていることを体感しました。
先生が表現されていることを、体感とイメージでどんどん理解しているような感覚を味わったことを覚えています。
あの時のクラスのこと、水の美しい結晶が凍っている、
その中に炎が七色に光っていることを思い出します。

 

その当時、日本のスクールはまだ不安定で、
先生がアメリカへ帰国され、その当時存在していた スクールは問題だらけ。

私はその当時一緒に学んでいた日本人の人たちがこの先もRPPを学べるように
先生を招待できるようにするために新しいAPPコースを運用すべく、
ニューヨークで学び始めました。

RPPを修了していないそんな頃、いきなりAPPのベーシック1を教え始めたのです。
今から考えても無茶苦茶ですが、
ニューヨークのその当時のスクールの校長先生がスペシャルにベーシックの教え方を個人的に教えてくださり、
許可してくださり、教えることになりました。

その当時の生徒さんの一人に、スクールで教えていただいている伊東まゆ先生がいらっしゃいます。
当時の私を知る数少ない友人ですが、
その当時のことを笑いながら話します。
洋服はいつもどこか破れているか穴が空いている、
それがトレードマークのようであったらしいです。
実際はやぶれていることも穴が空いていることも気がついていないことがほとんどでした。

 

振り返ると、自分の立ち上げたスクール運営や組織づくりの前段階には、
いつも混沌と混乱、賛成できない状態や、既に破壊された状態があったことを思い出します。

なのでいつもスクール運営の軸に、健康的で、透明で、
流れがいつも新鮮である状態を育むことを選択し続けてきました。

 

ニューヨークにおけるコンファレンスに出席し、
日本の協会の存在、またスクール活動を、多くのAPTA のメンバーの皆様に知っていただき、
喜んでいただけたことをすごくうれしく思いました。

11年ほど前にシカゴであったコンファレンスの時、
APTAの衛星組織として日本の私たちの協会が存在できるような交渉をしにいきましたが、
その交渉の時は自分の英語もまだまだ足りず、
知っている先生もいらっしゃらずのコンファレンス参加でしたので、
一人きりでそこに出席したことを思い出します。
その時の不安な気持ちが一瞬思い出され、
長かったかもしれない道のりが、ひととき思い出された瞬間もあります。

 

今、私たちの協会を見てみると、少しずつではありますがメンバーが増え、
確実にポラリティセラピーの施術を生業にしている人も増えてきました。
きっともっともっと協会としてできることがあると思います。
今後のポラリティセラピストのみなさんの未来のために、
またアメリカでポラリティセラピーが国家資格として認可されたこともきっかけに、
日本での広報のありかたも、もっと表舞台にポラリティセラピーの名前が出てくるようにしていきたいと思います。

 

 

エナジェティックな観点では、自然の変化はゆっくりと、そして確実に。。。
中心線はいつも天と地に開かれています。

私たちの協会も、そのような自然な変化と同じように、
個々それぞれのメンバーの皆さんが自らの中心軸につながり、
それぞれが天地とつながり、その中で同じ方向性を共有するために、
また場が常にユニバーサルに響きあえる、
そんな上昇の流れと解けあい波紋が広がり続けるために存在するようにあれたらと思います。

そして そのようであることを大切な意図としてこの協会を保持していることを みなさんに知っていただけたら、
メンバーのみなさまとわたし自身が共鳴していることを感じていただけるのではと思います。

 

 

私はこの度JALのマイレージを使い、
ビジネスシートに乗って帰国することができました。
びっくりするくらいとても快適でした。
自分のために初めてアップグレードしてみました。
またニューヨークでの宿泊も、
古代ギリシャ神の元寺院であった歴史的建造物である高級ビルディングのペントハウスに宿泊させていただき、(我らがフェミニン先導者であるAnnaのおかげで)不思議なギャップを体感しながら、帰着しています。

この度は会に出席すべく、破れていない綺麗目のお洋服も一応一着用意していきました。

 

 

心にふっと描かれることは既に自分のフィールドには存在しています。
これを具現化するためには、
森羅万象と八百万の神々が、自然物の中に無限に存在し、
そして、自我によってそれらと隔たりを持たないことです。
そうすれば、透明で新鮮なエネルギーの流れとともに、宇宙が自分を通じて具現化してくると思います。

 

これからの時代、さらにエネルギー的にことは発生していくのかなぁと思います。
皆さんの心にも身体にも、
新鮮で透明なエネルギーがコンコンと流れていますように願っています。

 

この日本の協会発足前当時の個人的な振り返りが、皆様にとって何か響くものであればいいなと願っています。

皆様のこれからの人生が、より軽やかに、充実したものでありますように。。。

 

 

感謝を込めて。

 

早志 享子
2019年6月29日

ポラリティセラピー スクール オブ ジャパン
POLARITY THERAPY SCHOOL OF
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TEL:078-200-5126
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