クレニオ2:クラスレポ

約1年半ぶりに行われたクレニオセイクラル2のクラス。

今回のクラスでは、

・クライアントのポジショニング(ベッドに横になるときの体勢)
・ハートセンターを開いてセッションをする
・身体のリスニングステーション
・硬膜管のねじれへのアプローチ
・スティルポイント(静止点)
・顔面と頭蓋骨のワーク
・口の中のワーク

などについて学びました。

 

こちらで少しだけクラスの様子をご紹介します。

 

★ポジショニング(クライアントの姿勢)の大切さ

多くの人が普段から身体を緊張させ、筋肉を固めた状態で生活しています。
施術の時にマッサージベットに横になっても、
身体の力が抜けない人がほとんどです。
そこで、身体の力を抜いてベッドに楽に横になっていただけるように
ポジショニングのとり方がとても大切になります。

反りやすく、力が抜けにくい腰の関節や、
固くなりやすい股関節、いつも緊張している肩周りなどの力を抜いて、
ベッドに身を任せることができるように
丁寧にクライアントの体勢を整えていきます。

身体の力をいれないで横たわることで、
「ベッドがもう一人の施術者となって、クライアントが力をいれなくても済む状態」
をつくってあげるのです。

お互いに練習をしてみると、
ほんの少し手を入れて体勢を整えてもらうだけで呼吸が楽に、深くなり、
緊張していた腰や肩周りの力が自然に抜け、
全身がどんどんゆるんでいくのを感じました。
ほんの少しのひと手間で、
身体がすごく楽になることを体感し、
基本的なことを丁寧に行うことの大切さを再確認しました。

 

★クレニオセイクラルワークで着目するポイント

クレニオセイクラルワークで大切なことは、
硬膜管のねじれをリリースし、
脳脊髄液の流れを活性させ自然な流れを取り戻すこと。

施術者としては、凝っているところ、固くなっているところに目が行きがちですが、
コリをほぐしたり、骨の歪みをとるのが目的ではなく、
身体の硬い部分に触れながら、硬膜管がどんな状態になっているかを常に意識して
ワークしていきます。

セッションの手技の練習では、
硬膜管のねじれを感じとる方法や、
ねじれをリリースするための手技を教えてもらいました。

きょうこさんからは、
「クラスに出たからできるようになるわけではありません。
クラスで教えるのは方法なので、できるようになるまではたくさん練習してください!」
というアドバイスが。

デモセッションが流れるような手の動きで、
とても簡単そうに見えるので、ついついすぐできそうに思ってしまうのですが、
そこまでたどり着くにはたくさんの練習が必要なのですね・・・!

 

クレニオ1の内容からはかなりステップアップし、
頭蓋骨や顔面へのワークなど、
より実践的な手技を多く学んだクレニオ2のクラスでしたが、
それらの手技が働くには、
クライアントの内なるエネルギー、自然治癒力を尊重し、
それらが自由に拍動できるようにサポートするという
施術者としての意識のあり方がとても大切だということを体験しました。

とても内容の濃い、4日間のクラスでしたが、
クラスに参加することで、
施術者としての知識や技術を学ぶだけでなく、
自分の身体が楽になったり、
なんらかの気付きを得たり、
考え方に変化が起きたりする方も多かったと思います。

クレニオのワークがエナジェティックに働くことを、
参加者の皆さまがそれぞれに実感し、
必要なことを持ち帰ることができたのではないでしょうか。

クレニオのクラスは、
初級の1が1月からスタートし、
クレニオ3のクラスまで順次開催予定です。

ご興味のある方は、ぜひスケジュールをチェックしてみてください。

 

(レポ:須崎千文)

POLARITYTHERAPY SCHOOL OF JAPAN
神戸市六甲のヒーリングアートスクール。ストーン博士の生命への哲学をグローバルな視野から学びながら、ひらかれた柔軟な心と体を養う方法を会得し、人生を謳歌するセラピストとして生きていくことをサポートします。
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