エバリュエーションのクラスでは、
クライアントのエレメントの状態をevaluate(評価)して、
適切なボディワークをしていくことを学んでいきます。
エレメントをご存知ない方のために、少し説明しますと・・・
ポラリティセラピーでは、
あらゆる物質とエネルギーは、
空・風・火・水・地の5つのエレメントから構成されると考え、
人間の身体の部位や機能も感情も思考も、このエレメントと深く関係しあっていると考えます。
例えば、
風のエレメントは、快活さや軽快さ、肩・腎臓・足首と関係が深い、
火のエレメントは、集中力や情熱、怒りの感情と深く関わっているなど・・・
ポラリティセラピーのセッションでは
クライアントのお話やお体の様子などから、
どのエレメントがバランスを崩しているのかを判断し、
それをもとにセッションを組み立てていきます。
クラスの冒頭で、
クライアントのエレメントの状態を判断する前にとても大切なこと、
それは、「まず自分をよく知ること」
というお話がありました。
自分をエレメンタリーに理解することが、自分自身のパワーの源にもなること
自分の特性をよく知ったうえで、それを上手に活用すること
講師のきょうこさんから
「自分の持っているエレメントを、隠し味のように使ってみてください!」
と言う言葉がありました。
隠し味でお料理が、美味しく、味わい深くなるように、
日常やセッションにも隠し味をちょっとプラスして・・・
自分の人生やセッションを、より豊かに、彩りのあるものにしていく!
「エレメントの隠し味」
とっても素敵な表現だなぁ!と思いました。
「自分をよく知る」ために
「自分のことを人から見たらどうなのかをどんどん聞いていく」ワークを行いました。
子供のころから今までの経験を話して、
自分がどんなエレメント的な質を持っているのか評価してもらいます。
このワークでは、
自分がこうだと思い込んでいた自分像とは違った自分を発見することができたり、
自分がマイナスだと思っていたところが、
実は得意分野だったのかも、などの嬉しい気づきもありました。
このワークで伝えてもらった、
今まで気が付かなかった自分の持ち味を大切に、
そして積極的に使っていきたいですね!
そして、より実践的な練習として、
数人のグループになってクライアント役の人が症状を伝え
それに対してエレメント的な評価をし
実際のボディワークを話し合って考え
そのボディワークをイメージの中で行いました。
同じ状況を聞いてもそれぞれが感じること、
注目するエレメント、
ボディワークの組み立て方も様々でした。
普段のセッションでも自分が注目するポイントが決まっていたり、
ボディワークがワンパターンになることもあるので
他の人の意見を聞けるのはとても勉強になるという意見もありました。
その後につづく遠隔でのボディワークでは、離れているにもかかわらず、
呼吸がすごく深くなったり、
体が暖かくなったり、
また手で触れられているのとは違って体の内側から温かさを感じた方もいて、
遠隔でのボディワークでも色々な体感があって驚きました!
遠隔でのボディワークは気をつけなければならない点もあるということですが
今のような時期にはこれもまた一つの方法かもしれませんね。
オンラインで行われた今回のクラス、
対面でのボディワークはありませんでしたが、
その分講義と、参加者同士の練習の時間がたっぷりと取れ、
いつものクラスより濃密な時間となりました。
(「その分ぐったり疲れた!」というご感想もありましたが・・・!)
また、同じ場所にいなくても、
シェアリングの時間など、参加者の方の顔が見える状態で行われたので一体感があり、
対面のクラスとの違いはそれほど感じられませんでした。
今回のオンラインのクラスにご参加の方で、
もしご感想や改善点などありましたら、ぜひ教えて下さい!
今後の状況によって、スクールでもオンラインのクラスが増えるかもしれませんので
参考にさせていただきます!
(レポ:須崎千文)