コミュニケーションのクラスでまずお伝えするのは、
他者との良好なコミュニケーションをとるために、
自分自身としっかりコミュニケーションをとることが大切、ということ。
今回のクラスでも、今の自分達への理解から始まりました。
私達の体がどのように自然と共にエネルギー循環しているのか、
ポラリティの基本を再確認。
そして、日々の経験やそれに伴う感情がどのように体に残っていくのかメカニズムを理解します。
私達の意識についても、
顕在意識、潜在意識、無意識
この3つの領域を学びます。
特に注目すべきは普段意識していない潜在意識。
そこに埋もれていて、出たがっていることがあるということ。
それは、偶然のように起こり何度も感じる心地悪さであったり、
夢やセッション中に出てくることもあります。
このことを踏まえて、
自分を理解していく為に 過去の傷付いた経験や重さを感じる事柄など、
自分の中に残っている何かを探す作業が始まります。
それは、影(シャドウ)と言われる部分であるけれど、
光の発見に繋がる部分でもあります。
私達の信念や思考、思い込みは 一人で作り出しているものではなく、
多くは両親、家族、環境との関係性の中から生まれ、
更には、その家系、祖先から持ち続けていたものであることがとても多く、
その要因は 社会や時代背景にも及びます。
それは 私達「個人」ではないもの。。
クラスでは、
「自分の中に残っているなにか」を、
言葉にして表現してみるエクササイズを行いました。
聞き手は自分の中心軸を天地に通し、話し手の方のスペースが通っていることもイメージします。
話を投げ入れる神聖なスペースとして。。
話す側はエネルギーが乗っかるように全身全霊で話します。
聞き手はどんなエネルギーかを感じながら
それを手で形作ったり表してみながら聴いていきます。
私達は日常生活の中で普通に人の話を聴いていますが、
このこと自体の大変さと、
その際に多くの事を受け取っているんだということを
このエクササイズの中で気付いていきます。
自分達の内側に残っていた痛みや硬さ、
重さや暗さを伴う経験を表現した時、
自分でも思っていなかった感情や、
繋がって思い出されることが流れ出て来る経験と、
ただそれを安全に聴いてもらう経験をします。
ご参加のみなさん、ここから既に新しい気付きや感情のプロセスが始まっている様子。。。
次は、最初のエクササイズで出てきた事柄をさらに深く見ていきながら、
自分とのコミュニケーション、
相手とのコミュニケーションを深めていきます。
聞き手は相手のお話を最後まで聞き、
体はどんな感じがするか、その感じを最大限に表現するポーズを作ります。
そのポーズを一緒にやって感じたことをシェアしあい、
また感じたことを伝えたらその姿勢を尊重しながら
今度はそこから抜け出す作戦会議です!
新しいポーズや発声、
動きを入れてみながら
どんなことが変化をもたらすのか自分に聞きながら探っていきます。
意外と簡単に変化を見つけられた方、
これをどうやったら手放せるのか。。と、難しさを改めて知ったように感じた方、
新鮮な方法を見い出せた方と、様々です。
ひとりの生徒さんのご感想です・・・
” 難しさを感じたことの中には、
これまでの人生をどのように切り開いてきたか、生き延びてきたか、や、
自我が目覚める前に持ち始めた自分自身でないものが、
とても大きく関係していることを最後のシェアタイムに知ることとなりました。”
このように、コミュニケーションのクラスでは、
自分自身の内側を見ていくこと、
そして、自分以外の人の内側にあるものを尊重することを、
実際に身体の感覚をつかって体験しながら学んでいきます。
こちらはそのほんの一部、
クラスが進むにつれ、さらに深いところにいる自分と出会っていきます。
そちらはクラスの後半をお楽しみに・・・!
(レポ:杢田智奈美)