コミュニケーション能力は養える

コミュニケーション能力は養える

「今から自分のことを目の前の人に話してください」

もしこんなふうに言われたとしたら、あなたは自分のことをどれくらい話せますか?

パッと思いつくとしたら、名前、住んでいる場所、仕事や学校のこと。家族構成、趣味の話あたりでしょうか?

おそらくこれぐらいはスラスラ出てくると思うんですが、問題はこの後です。

話をつなげる?
広げる?
それとも相手の出方を窺う?

「うわ〜!何を話せばいいんだろう」なんて、焦るかもしれません。

それもそのはずなんです。

これまでの人生を振り返ってみてください。

もしかしたら、自分の話をする・聞いてもらう機会が少なくなかったですか?

10月に開催された『コミュニケーション前半』クラスの初日では、「45分間自分の話をして、それをただただ聞いてもらう」というワークを行いました。

「◯◯の感情について」、「人生や生き方について」などいくつかのトピックは用意されてはいましたが、なんてったって持ち時間が45分間です。

45分というと、ドラマ一話分です。ほとんどの人は怯んでしまうんじゃないでしょうか。

というわけで、話は冒頭に戻ります。

「あなたは自分のことを、どれくらい話せますか?」

 

■■■気楽に話せるようになるには■■■

結論から言うと、気楽に話せるようになるには自分のことをよく知ることです。

こう聞くと、「もう十分知ってます!」「たくさん自分と向き合ってきました」なんて思われるかもしれませんね。

でもね、これって本当に大切なことで、コミュニケーションにおける肝って言ってもいいかもしれないことなんですよ。

では、なぜ自分のことをよく知ることがスムーズに話すことにつながるのかを、もう少し深掘りしていくことにしましょう。

 

自分のことをよく知るって、つまりは「どのような道をたどって今の自分になったのか」なんです。

人とのコミュニケーションにおいて話すことに苦手意識があるのは、もしかしてこれまでの人生において聞き役でいることが多かったからかもしれません。

例えば幼い頃からお母さんの話し相手になっていた場合は、「相手の話すことをすべて聞かなくちゃいけない」というポジションにいた可能性があります。

お母さんは大人です。

大人の話は子どもには難しくて内容を理解できないだろうし、問題を解決することもできなかったでしょう。

これは視点を変えて見ると「自分の話を聞いてもらえていない」ということでもあります。

そして「自分では困ってるお母さんを助けられない。駄目な子なんだ」という罪悪感をもつキッカケになったりもします。

ほとんどの場合お母さんに悪気はないため、罪悪感を払拭する機会がなかなか訪れないのもよくあることだと言えるでしょう。

 

さて、こういった状態が続くと、自分の感じたことや考えたことを表現する機会が極端に少なくなります。

さらに、お母さんに聞いてもらえない・注意を向けてもらえないことで、自分が何をどう感じ考えてるのか? といったことを表現しなくなる傾向があります。

これは無意識の癖のようなものなので、お母さんだけでなく、友達との関係性においても「気がつけば聞き役のポジションにいた」「自分の話なんてほとんどしない。しても当たり障りのないことばかり」なんてことが起こりがちです。

そうしていつの間にか自分のことを話さなくなり、「(興味をもってもらうような話しができないから)聞いてる方が気楽」と考えるようになったり、心の奥底で「自分の話には価値がない」と思いこんでしまったりする。

もちろんこれは一つの例であり、ちょっと極端な感じなんですが、このような流れってよくあることだと思うんです。

 

コミュニケーションが苦手だなと感じるとき、それは昔ながらのポジションに無意識で居続けている、ただそれだけなのかもしれません。

本当はたくさんのことを感じたり、考えたりしてる。ただ、それを認識できてないから表現できてないだけかもしれないんです。

 

自分の傾向を知り、理解して、安全な場で試してみたり、わざと違うやり方を試して自分にどんな反応が現れるかを知ることで、苦手だったはずのコミュニケーションが気楽なものに変わっていきます。

このようなことを丁寧に学ぶのが、『APP/CSUコース:コミュニケーション』のクラスです。

コースと名前はついてますが、単発での受講が可能な内容になっています。

どんな方が受講してるの? 期間は? など、詳細はこちらをご覧ください。

 

■■■まとめ■■■

最後までお読みいただきありがとうございました。

コミュニケーション能力は、確実に養えます。

スキルとしてのそれではなく、自分にとって心地よい距離感を見つけ、育てていくこともできます。

この記事がコミュニケーションにお悩みの方にとって、何かのヒントやアイデアになりますように。

 

(writer:えだ豆)