ナーバスシステム・バランシング=神経系統のバランスを整えるこのテクニックは、
ハート・オブ・ポラリティと言われ、ポラリティの中心的なテクニックです。
忙しくストレスの多い毎日を送っていると神経がダメージを受け、
身体や頭が活動する交感神経優勢の状態と、
休みモードの副交感神経優勢の状態
の切り替えが上手くできなくなってしまいます。
疲れているのに眠れない・・・
動きたいのに動けない・・・
食べたいのに食べられない・・・
このような状態は、
脳内の交感・副交感神経のスイッチのON!OFF!
が故障しているような状態です。
ナーバスシステム・バランシングのテクニックは、
神経のスイッチが正常に働くためのワークです。
神経細胞は、電気信号によって情報を伝達するので、
電気的なエネルギーと似た生命エネルギーの極性を利用して身体に働きかけるポラリティのテクニックは神経系統に非常に有効に働きます。
クラスでは、
この神経系統に働きかけるための手技を学びました。
★交感神経を優勢にさせる身体の部位、副交感神経を優勢にさせる身体の部位の確認
★自律神経のスイッチの切り替えがスムーズに行われるようにするワーク
交感神経に働きかけるときは、「痛っ!」となるくらいの刺激を与え、
副交感神経に働きかけるには、静かにホールドします。
これらの刺激を組み合わせて、両方の神経に交互に刺激を与えることで
自律神経のスイッチの切り替えがスムーズに行われるようします。
★交感神経過多によって緊張した身体の部位をリリースするワーク
頭や身体に緊張が続くと、身体の特定の部位がこわばり、その部分に老廃物が溜まっていきます。
その溜まった老廃物を掃除していくような感覚でワークしていきます。
交感神経が絡まって、ショートしている部分を修理して、
きれいに導線をつなぎなおすような意識で手を使っていきます。
★「これぞナーバスシステム!」と言われる会陰部のワーク
実際に会陰部に触れることは難しいので、
尾骨の周りに触れることで、会陰部に働きかける手技です。
ポラリティセラピーでは、未消化の感情はお尻のまわりに溜まっていくとも言われます。
お尻の緊張は、溜まった未消化のエネルギーがお尻のまわりの筋肉を固めて、栓をしているようなもの。
お尻の緊張をゆるめて、栓をぬけば、感情がリリースされることも多々あります。
この会陰部へのアプローチはとてもパワフルでした。
ポイントにしっかり手をあてていると、
首の付け根や背骨の緊張が解け、
身体がどんどん緩んでいくのを感じました。
どうしても緩まない、首付け根の緊張や凝りのリリースに非常によく働きます。
ナーバスシステム・バランシングのクラスでは、
自律神経の働きを自然な状態にもどし、
身体の緊張をゆるめるテクニックをたくさん学ぶことができました。
人間は、心と身体と頭が一致していることが自然で、
身体にとっても頭にとっても楽な状態ですが、
忙しい現代社会では、多くの方がそのように活動することができずに、(休みたいのに休めない、など・・)神経のバランスを崩しています。
そのような方のケアをするために、
ナーバスシステム・バランシングのテクニックをどんどんセッションでご提供していきたいですね!